MMD研究所は、2014年10月版「携帯端末購入に関する定点調査」の結果を発表した。それによると、携帯電話端末を持っている人のうち、スマートフォン所持者は全体の59%で、昨年11月と比較して8.1%増となった。また、「格安スマホ」という言葉の認知について尋ねたところ、「(その言葉を)知っている」と回答したのは全体の75.1%、「知らない」が24.9%であることがわかった。
携帯電話端末の所有率推移は以下のグラフのとおり。
契約している通信事業者(キャリア)のシェアは、1位がNTTドコモで全体の41.2%、2位がauで32.5%、3位がソフトバンクで22.2%となり、上位3社で95%を超えた。自社では移動体通信回線を持たずにNTTドコモやauなどから回線を借りて事業を行う「MVNO」(Mobile Virtual Network Operator:仮想移動体通信事業者)との契約者は1.6%だった。
スマホ所有者を対象に、契約しているMVNOを調べたところ、1位がIIJで全体の23.6%、2位がOCNで16.0%、3位がビッグローブの13.1%で、マイネオ(mineo)とビー・モバイルが後に続いた。
この調査は、携帯電話端末を所有している15歳以上の男女3万835人を対象に、2014年10月16日~10月18日にかけてインターネット上で実施された。