日本政府観光局(JNTO)発表による訪日外国人数を韓国、中国、台湾、香港4カ国の比較でみると、2014年11月は韓国が前年比39.8%増の23万9000人、中国が同103.6%増の20万7500人、台湾が同32.9%増の23万6500人、香港が同35.9%増の8万5200人となり、直近5カ月にわたり4カ国すべてが前年比を上回る結果となった。1月からの累計では、中国(前年比82.2%増の221万9300人)、台湾(同27%増の261万7700人)、香港(同21.7%増の81万9600人)となり、すでに年間の過去最高を記録した。
11月単月でみると、韓国の訪日外国人数は2月以降9カ月ぶりに全市場の中で首位を記録。JNTOでは、円安の進行により温泉や紅葉などのキャンペーン展開などが寄与したとしている。前年比100%以上と大幅な伸びを示した中国では免税制度拡大効果や北海道の新規就航などが主な要因となったほか、香港では日本各地への多彩な旅行商品が集客に奏功し、2013年2月以降22カ月連続での各月過去最高につながったとみている。
直近12カ月の推移は以下のとおり。
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(トラベルボイス編集部)