カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は、北陸新幹線の開通目前の北陸(石川県、富山県、福井県)を対象に、地元在住者・現地への旅行経験者・現地に旅行してみたい人(旅行意向者)へのアンケート調査を実施した。それによると、すべての属性の回答者による人気の観光スポット首位は「兼六園」で共通。一方で、地元在住者による推奨スポット2位の「21世紀美術館(石川県)」(50%)は、旅行経験者では8位(16.1%)、旅行意向者でも8位(14.8%)。地元との関係性の違いにより、旅行時の「お勧め」「人気」情報にも異なる傾向となった。 *写真は石川県・金沢の兼六園
また、「千里浜なぎさドライブウェイ(石川県)」は、在住者では5位(40%)、旅行経験者では7位(20%)にランクされる人気スポットだが、旅行意向者ではトップ10にはランクされておらず、現地を知る人にとっての「穴場」といえることが分かった。
それぞれの属性による回答のトップ10は以下のとおり。
さらに、人気のグルメについても属性によって人気傾向は異なる結果に。北陸在住者によるおすすめグルメ1位は「寿司」(60.8%)となっている一方で、旅行経験者や旅行意向者の人気トップは「ホタルイカ」。また、金沢の伝統料理「治部煮」は在住者のおすすめとして10位(20.8%)にランクされているが、旅行経験者や旅行意向者ではランク外。逆に、富山のご当地ラーメン「富山ブラック」は在住者ではランク外となったが、旅行経験者では8位(14.8%)、旅行意向者では9位(18.1%)にランクインする結果となった。
このアンケート調査は、同社が運営する共通ポイントカード「Tカード」会員からなるリサーチサービスとして、2015年1月23日~1月28日にインターネット上で実施したもの。全国18歳から69歳の男女が対象で、サンプル数は北陸(石川県・富山県・福井県)に住んでいる人130名、北陸に行ったことがある人155名、北陸へ行ってみたい人155名。