トラベルデータ・プロバイダーのFlightStatsは、2014年の定時運航ランキングを発表した。これは、世界約250社のエアラインによって運航された3200万便以上のフライトを分析して順位をつけたもの。
それによると、主要国際線エアライン部門で1位となったのはKLMで定時到着率は88.66%。以下、SASが僅差の88.62%で2位、イベリア航空が88.46%で3位となった。日本のエアラインでは、JALが87.78%で4位、ANAが86.53%で6位に入った。この部門は、ASM(提供座席マイル)を基準とし、世界の3ヶ所以上の地域に年間1,000定期便以上を運航したエアラインが対象となる。
アライアンス別では、ワンワールドが79.97%で1位、スターアライアンスが77.19%で2位、スカイチームが76.08%で3位。
地域別で見ると、北米ではアラスカ航空が87.80%で1位。以下、デルタ航空が82.82%で2位、ヴァージア・アメリカが82.42%で3位、USエアウェイズが79.89%で4位、エア・カナダが79.62%で5位。
ヨーロッパでは、フィンエアーが90.58%で1位。主要国際線エアライン部門で上位を占めたKLM、SAS、イベリア航空を抑えてトップとなった。5位はルフトハンザ航空で86.21%。
アジア太平洋地域では、JALが87.78%で1位。2位はニュージーランド航空で86.97%、3位はANAで86.53%、4位はシンガポール航空で85.09%、5位はヴァージン・オーストラリアで84.34%。
中東・アフリカ地域では、サウジアラビア航空が87.76%で1位。以下、ケニア航空が78.92%で2位、カタール航空が78.89%で3位、エミレーツ航空が76.38%で4位、エチオピア航空が74.53%で5位。他の地域と比べると、全体的に定時到着率は低い結果となった。
南米では、コパ航空が90.66%で1位。2位はLAN航空で85.63%、3位はGOLで82.60%、4位はTAM Linhas Aereasで81.66%、5位はアエロメヒコで78.85%。
LCC部門で1位となったのは、イベリア・エクスプレスで93.84%。2位がエア・バルチックで92.00%、3位がタイ・エア・アジアで88.16%、4 位がNIKIで86.22%、5位がイージージェットで85.12%。