イタリアで東日本大震災の追悼式、慶長三陸大地震の復興目指した「慶長支倉遣欧使節団」のローマ入りから400年

イタリア政府観光局(ENIT)によると、東日本大震災発生から4年となる2015年3月11日、イタリアのローマで被災地に向けた追悼式が開催される。会場はローマ市役所やカピトリーノ博物館のあるカンピドリオ広場。この広場に隣接する「サンタ・マリア・イン・アラチェリ教会」は400年前の1613年秋に、ローマ法王に謁見するためにローマに入った仙台藩の「慶長支倉遣欧使節団」が1週間滞在した場所というゆかりもある。

使節団は1611年の慶長三陸大地震から復興すべく、伊達正宗が欧州貿易を目指し、派遣したもの。石巻市の月浦から出発した。被災地とローマが400年の時を超えて繋がる縁が感じられる年になる。

追悼式典は現地時間の朝6時に開始。地震が発生した時刻(現地6時46分)に黙とうを行なう。また日本でも3月11日、過去2年連続でバチカンで行なわれたレクイエムコンサートが、今年は「バチカンより日本へ~祈りのレクイエム日本公演2015」と題し、京都でチャリティコンサートとして開催される。追悼式とチャリティコンサートの詳細は在イタリア日本国大使館のイベント案内ページへ。

在イタリア日本国大使館 イベント案内 http://www.it.emb-japan.go.jp/20150311%20%20%20最終版ローマ追悼式 ご案内.pdf

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