H.I.S. 入社式2015、平林代表「2015年は旅行市場の転換期」、新入社員668名に向け

H.I.S.は2015年4月1日、2015年度入社式を実施した。同社代表平林氏は外国人37名を含む668名の新入社員に向け、訪日外国人数の増加傾向やスマートフォンがビジネスのスタンダードになりつつある動向を挙げながら「今年は旅行市場が転換期にある」と説明。社員が自らの未来を考える重要性にも触れ、「新たなH.I.S.グループの成長軌道にむけて、共に挑戦していきましょう」と締めくくった。

代表取締役社長平林朗氏から新入社員へのメッセージ(全文)は以下のとおり。

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入社おめでとうございます。私自身今日という日は、毎年奮起する日であり身が引き締まる思いでいます。皆さんの表情から強い意志、明確な目標、夢を抱いていると感じられ大変嬉しく思います。

2015年旅行市場においては、転換期と言われています。昨年度は、出国日本人数が1690万人に対し訪日外国人数1340万人でありましたが、現時点における訪日外国人数が出国日本人数を逆転するかもしれない環境の変化が起きています。

訪日外国人における日本国内においては、出国日本人の海外での消費額がおよそ7万5千円に対しおよそ15万円とすでに倍以上となっており今後の大きな可能性を示しています。

また、インターネットにおける旅行情報の検索でいうと、PCよりスマートフォンからのアクセスが逆転しています。これは、端末が変わっただけではなく使用する場面が変わるということです。PCは、自宅に帰った後なのに対し、スマートフォンは移動中もいつでも気軽に利用ができます。店舗をご利用されるお客様も、来店時には、スマートフォンで同時に情報を収集されています。スマートフォンを通じたビジネスが今やスタンダード、世界基準になっている表れといえます。

環境が大きく変わっていく中で、皆さん自身もどう変わっていくか今日という日を未来の姿を考える日にしていただきたい。夢、目標は高いほど遠いほどいい、でも20年後を考えることはたやすいことではないことでしょう。まずは3~5年先を見つめて経験を重ねていくこと。この最初の3~5年の仕事の仕方で、その先長く続く仕事の仕方が決まっていくといっても過言ではないでしょう。

H.I.S.グループは、旅行事業、テーマパーク事業、ホテル事業、運輸事業など、"世界ブランドH.I.S."に向けて挑戦すべく、世界中で様々な事業拡大を図っています。市場の変化は加速し競争は過熱しています。皆さんの優秀で若い力は会社の成長に欠かせないものであり、原動力となります。若い力と挑戦する強い気持ちを持ち、新たなH.I.S.グループの成長軌道にむけて、共に挑戦していきましょう。


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