GW期間の高速道路、渋滞10km超の発生は44回増の328回 - 国交省

国土交通省がとりまとめたゴールデンウィーク期間における高速道路・国道の交通状況(速報)によると、期間中の高速道路の1日平均交通量は前年比1%増の4万2700台。国道の1日平均交通量は前年同率の2万8700台。観光地周辺の交通量は前年比1%増で1日平均2万7900台。全体傾向としては、曜日の並びが同じだった2009年(平成21年)とほぼ同じ動きとなった。


国土交通省:報道資料より
高速道路のうち首都圏中央連絡自動車道(圏央道)の2014年開通区間周辺では、寒川南ICから寒川北IC間が467%増の1万7000台に、圏央厚木ICから相模原愛川IC間が142%増の5万3800台へと大幅増を示した。また、3月1日に全線開通した常磐自動車道では、常磐富岡ICから浪江IC間の交通量が1万1200台を数えたほか、東北自動車道と常磐道に分散する「ダブルルート化」傾向 がみられた。3月14日に開通した徳島自動車道(鳴門JCT~徳島IC)でも同様に、高松自動車道との「ダブルルート」化が確認されたとしている。

高速道路で10キロメートルを超える渋滞発生回数は、前年比44回増の328回、30キロメートルを超える渋滞は前年よりも3回少ない30回。もっとも渋滞が長かったのは、東北道下り線・岩舟JCT付近(5月3日、63.9km)で交通集中及び事故が原因。中日本では東名高速下り線・伊勢原BS付近(5月3日、39.3km)、西日本・本州四国高速では神戸淡路鳴門道上り線・舞子TN出口付近(5月5日、45km)だった。

観光地付近の国道では、高知県のアンパンマンミュージアム付近(国道32号)が前年比11%増、兵庫県のマリンピア神戸付近(国道2号)が7%増の伸びを示したほか、北海道の函館・大沼地区付近(国道5号)が前年比5%増、定山渓温泉・中山峠地区(国道230号)が6%増、徳島県祖谷のかずら橋付近(国道32号)で5%増など複数エリアで増加傾向が見られた。

観光地付近の国道の状況は以下のとおり。

国土交通省:報道資料より

今回の調査は2015年4月25日から5月6日までの12日間を対象に実施したもの。昨年の比較対象期間は2014年4月25日から5月6日。休日日数は2015年のほうが1日多い。

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