JTBとパナソニックが協業へ、訪日外国人向けインフラ整備など、第1弾は宿泊施設や観光案内所に自動翻訳機

JTBは、このほどパナソニックと観光関連事業に関する包括協業を行うことで合意した。取り組み第一弾として2015年7月より国内の宿泊施設や観光案内所などで、パナソニックが情報通信研究機構(NICT)と研究開発中の多言語翻訳技術を使った自動翻訳機の実用に向けた実証実験を行う。

今回の協業の目的は、JTBが持つ旅行・観光関連分野の経験や実績とパナソニックが持つ技術力を生かし、同分野での新規事業創出や商品開発などを広範囲に進めること。異業種企業が共同でそれぞれの知見を活かして協業することで、訪日外国人旅行者向けの施策、サービス、インフラ面などに存在する課題解決を行っていく。

自動翻訳機を用いた実証実験が行われるのは、石川・和倉温泉「加賀屋」、「京都ホテルオークラ」、東京・丸の内の観光情報提供施設「東京シティアイ」の3か所。多くの外国人観光客が訪れるそれぞれの施設にて自動翻訳技術の実用性を検証。2020年に向けた課題の特定や機能改善などを行っていく計画だ。

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