国内航空券を軸に旅行商材の比較サイトを運営するエボラブル アジアは2015年10月1から、訪日観光客向け旅行商材横断検索プラットフォーム「EAインバウンドプラットフォーム(仮称)」のベータ版を開始する。海外の旅行代理店がこれまで日本の旅行代理店を仲介して行わなければならなかった日本国内の交通機関(国内線・新幹線・バス)や宿泊施設、オプショナルツアーの予約手配を直接ウェブ上で完結できるようにした。
日本の旅行代理店を介さずに手配できるようになることで、大幅な時間の短縮と3~5%のコスト削減が見込めるという。台湾(台北・高雄)、 韓国(ソウル)、 中国(北京・上海)、 香港、 タイ、 マレーシア、シンガポール、 インドネシアなどの旅行業者に売り込んでいく。2020年の東京オリンピックを見据え、 初年度5億円、 次年度15億円、 2020年までに100億円の売り上げを目指す。
プラットフォームは日本国内での交通機関(国内線・新幹線・バス)や、 宿泊施設、 オプショナルツアーの予約をサイト上で横断検索ができる。訪日客数の多い中国、韓国語などに対応。法人だけでなく、個人での利用も可能だ。
エボラブル アジアは、検索サイト運営や旅行コンテンツのOEM提供、旅行商材の卸し売り、法人向け出張サービスの提供などを手がけるほか、IT分野におけるオフショア開発事業を展開。現在約500人のエンジニアをベトナムで雇用している。クライアントの専属チームを組成するラボ型オフショア開発に特化し、 日本国内のエンジニアの人材難、 人件費高騰に対するソリューションとしてさまざまな日系企業にサービスを提供している。