観光庁は、2015年度の都道府県の観光予算額をとりまとめ、その一覧を公表した。
これによると、47都道府県の観光予算額合計は429億1700万円。このうち1位の東京は86億2200万円で、2位沖縄県の23億9800万円にも圧倒的な差をつけた。2014年度の30億6300万円よりも倍以上の予算額となっており、増加率でもダントツ1位となった。
また、10億円以上の観光予算額を確保した自治体は、12にとどまった。訪日外国人の人気ランキングで上位に入る京都府は8%増の4億9800万円、大阪府は3%増の2億6200万円。クルーズ客船の寄港が急増して話題の福岡県は17%減の2億2800万円など、受入客数の多い自治体の観光予算が多いとは限らないようだ。最も観光予算額が少なかったのは、東京都に続いて人口の多い神奈川県で1億2800万円だった。
観光庁の一覧から作成した各種ランキングは、以下の通り。
なお、観光予算額は観光担当部署以外の予算額や国からの補助金額の交付金は除外だが、観光協会など他の機関の支出で行なっている場合で自治体の裁量で金額が動かせるものは対象とした。また、正規職員の人件費や指定管理費、固定的な支出なども除外している。