全日空(NH)は2015年10月19日、2015年12月1日以降の日本発着航空券発券分に適用する燃油サーチャージ改定を国土交通省に申請した。
同社では、2か月ごとにシンガポールケロシン市況に基づいて燃油サーチャージの見直しを実施している。
2015年8月から9月における同市況価格の2か月平均が、1バレルあたり57.92米ドル、為替レートが1ドル=121.80円となったことに伴い、円換算額を7054円と設定。あらかじめ設定されている基準(改定基準テーブル)に即して改定額が決定された。
現行の1バレルあたり円換算額が「8000円以上9000円未満」から新たに「7000円以上8000円未満」に基準が変更されたことで、例えば日本/北米(ハワイ除く)・欧州・中東・オセアニア間の燃油価格は1万500円から7000円に値下げされることになる。
改定価格は以下の通り。
【ANA燃油サーチャージ(2015年12月1日以降発券分)】
※方面:改定後/現行
- 日本=北米(ハワイ除く)・欧州・中東・オセアニア:7,000円/10,500円
- 日本=ハワイ・インド・インドネシア:4,000円/6,000円
- 日本=タイ・シンガポール・マレーシア・ミャンマー:3,000円/4,500円
- 日本=ベトナム・フィリピン・グアム・サイパン:2,000円/3,000円
- 日本=中国・香港・台湾・マカオ:1,500円/2,500円
- 日本=韓国:300円/500円