全日空グループはこのほど、一人乗りの超小型乗り物(パーソナルモビリティ)「WHILL」の活用を発表した。第一弾は、ANAセールスによるツアー商品「シニアのための修学旅行 沖縄」。これは、足腰に不安のある旅行者向けにANAの客室乗務員が企画したものだ。
今回採用される「WHILL Model A」は全方位タイヤの装着により、小回りが利くだけでなく、4輪駆動のため砂利道や芝生、7.5センチまでの段差も乗り越えることができる。また、通信機能も装備されているため、スマホアプリからの遠隔操作や速度設定などにも対応できる。
さらに「WHILL Model A」はデザイン面の美しさや洗練性も認めれており、2015年のグッドデザイン大賞も取得した製品。「誰もが乗りたくなる」機能と美しさを持つ乗り物となっている。
ANAグループでは今後さらに、シニア世代や車いす利用者向けの旅行商品を提案に向けた検証などを進める。また、空港内での展開やANAグループの従業員向けサポートにも取り組んでいく計画としている。