アパホテルが海外進出、ニューヨーク近郊に1号店、米国では5年で100ホテル展開を目標に

アパホテルは20165年11月13日、アメリカ・ニューヨーク近郊のニュージャージ州に「APAHOTEL WOODBRIGE」をオープンした。同社初の海外ホテルで、これを皮切りに全世界10万室の目標に向けて海外展開も加速していく方針だ。

アメリカでの展開では、不動産投資のフレンドウェルグループと戦略業務提携契約を締結。合弁会社APA HOTEL FRANCHISE LLCを設立し、「新都市型ホテル」の理念のもと、「アパホテル」ブランドのホテルをフランチャイズ方式で展開する。第2号のホテルはニューヨークでの展開を検討している。最初の2年間は準備期間を兼ねて緩やかな展開となるが、その後はスピードを上げ、5年間で100ホテルの展開を目指す。

アパホテルでは2015年4月の経営計画で、国内の都心から地方中核都市への拡大と海外展開により、全世界で10万室のネットワーク拡大を掲げている。海外展開については計画よりも2年前倒しで実現したが、これは今11月期のグループ連結決算の経常利益が272億円の見込みで、利益面でも日本のホテル業界最大規模に達したとの認識から決定したという。

なお、今回オープンした「APAHOTEL WOODBRIGE」は全200室で、宴会場や会議室、屋内プール、フィットネスセンターを有する。旧「Hilton Woodbridge」をリブランドしたもので、オープンにあたり、客室へのウォシュレット設置やフリーチェックアウトなどを導入。2016年5月26日のグランドオープンを目指し、フロントやロビーのリノベーション、自動チェックイン機の導入、日本食レストランの開店も予定しているという。

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