ANAがシンガポールで越境ECサービス、最短翌々日に現地で受取り可能に -伊勢丹・ヤマト運輸と

伊勢丹シンガポール、ANAカーゴ、ヤマト運輸が連携し、2016年1月9日より、シンガポールを対象にした越境ECサービスを開始する。

伊勢丹シンガポールが運営するECサービス「I ONLINE」内に新たなサイト「ISETAN JAPAN DIRECT」を開設。日本の食材を現地からネットで注文、現地まで配送する「お取り寄せ」の販売モデルを採用する。沖縄国際物流ハブを基点としたビジネスモデルの強化や、日本国産品の販路拡大などに取り組んでいく。

「I ONLINE」が開設されたのは2009年のこと。シンガポールで歴史と信頼のある日系百貨店として、需要開発や販売経路拡大を進めてきた背景があるという。

越境EC第一弾の食材は、福岡県産のいちご「あまおう」。ヤマト運輸とANAカーゴが提供する国際間・小口保冷配送サービス「国際クール宅急便」などの手段を利用して、最短で出荷後翌々日にはシンガポールのヤマト運輸営業所に引き取りが可能となる見通しだ。

今後は商品の種類を増加すると同時に、現地伊勢丹の店頭で日本産食材の試食会なども実施。プロモーションを通じた輸出拡大も目指す考え。

3社連携による越境ECの流通フローは以下のとおり。

三越伊勢丹、ヤマト運輸、ANAカーゴによる報道資料より

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