日本政府観光局(JNTO)は、2015年に米国からの訪日人数が100万人超えとなったことを受け、「訪日 100 万人達成!感謝キャンペーン」を展開する。米国からの訪日旅行需要をさらに促進するもの。
まず第一弾として、2016年2月は日本航空(JL)の「100万人達成記念特別割引運賃」とのタイアップによるキャンペーンを実施する。続いて3月には、全日空(NH)の協力を得て懸賞を展開し、賞品として米国/日本のペア往復航空チケットを5組に提供する予定となっている。
2016年1月19日に発表された2015年間訪日外国人数(推計値)によると、米国からの訪日旅行者数は前年比15.9%増の103.3万人。東アジアを除く国・地域で100万人達成となったのは初めてのことという。
JNTOではこの背景として、米大手旅行雑誌「Travel+Leisure(トラベル・アンド・レジャー)」や「National Geographic Traveler(ナショナル・ジオグラフィック・トラベラー)」誌をはじめ、「ロンリープラネット(Lonely Planet)」、CNNなど多数メディアを通じて「旅行地としての日本」への注目度が高まったことが大きな要因だとする。
また、円安や燃油サーチャージの引き下げや、米国で実施したJNTO主催の訪日観光セミナーで安倍総理自身が日本各地の魅力を直接協調した点なども、訪日旅行市場の拡大につながったとみている。