日本航空(JL)の2015年12月の国際線輸送実績は、旅客数が前年比1.6%増の64万7152人となった。有効座席キロ(ASK)は前年比1.2%増、有償旅客キロ(RPK)同2.9%増となり供給以上に需要が伸びた。利用率は74.5%だった。
方面別にみると、旅客数はオセアニア線が前年比15.0%増の1万3435人で好調。ASK1.8%増に対してRPK14.5%増となり供給以上に需要の伸びが顕著に。利用率は85.3%だった。そのほか、太平洋線(同7.1%増)、東南アジア線(同4.6%増)、グアム線(同1.1%増)で旅客数が前年超えとなっている。
一方、中国線の旅客数は同0.4減の9万7180人。ASK8.5%増に対してRPKは0.3%減となり、供給に需要が追い付かない結果に。利用率は全方面で最も低い58.9%だった。そのほか、欧州線は同11.7%減の4万2097人、韓国線も同15.3%減の4万7126人と低迷した。
国内線は旅客数が3.2%増の253万9881人。ASKが1.7%減、RPKが2.8%増で利用率は64.0%だった。