全日空(NH)が発表した2015年12月の旅客輸送実績によると、国際線の旅客数は前年比11.7%増の68万4370人となり、二桁の伸びで継続した。有効座席キロ(ASK)は同14.3%増に対し、有償旅客キロ(RPK)は13.4%増を記録。利用率は73.0%となった。
方面別旅客数を見ると、ヨーロッパは前年比12.3%減の5万5185人。一方、北米/ホノルルは同17.2%増の16万5365人、アジアは同13.5%増の46万3820人と好調に推移した。ヨーロッパではASKを同2.8%減と供給を絞ったものの、RPKは12.8%減とさらにマイナス。利用率は63.8%にとどまる結果となった。
国内線の旅客数は同2.4%減の302万2647人。ASKは同2.6%減、RPKは同2.0%減で、利用率は60.8%となり、前月の実績を下回った。