JTBワールドバケーションズは、海外旅行経験のある全国の20~69歳の男女を対象に「海外旅行に関する意識調査」を実施した。それによると、準備時期や予約時期が早い人ほど旅行への満足度が高いことが分かった。
まず海外旅行の準備にかける平均期間は、海外旅行に行こうと思った時期が5.3ヶ月前、海外旅行を検討し始めた時期が4.5ヶ月前、宿泊の予約時期が2.9ヶ月前、渡航先の飲食・観光スポットの予約時期が2.2ヶ月前という結果になった。
また、検討し始めた時期は、3ヶ月前がもっとも多く23.1%。3ヶ月を切ってから検討し始める人は半数以上にのぼった。一方、海外旅行を早い段階から検討する人では、「半年以上前から検討し始める」が30.3%となり、一定層はかなり早い時期から準備を始めることも分かった。
海外旅行に対する満足度と準備期間について調べたところ、「旅行を検討し始めた時期」が1ヶ月前の場合は満足度40.7%、6ヶ月以上前の場合は48.6%となり、準備時期が早いほど満足度が高い結果となった。
さらに、予約時期(宿泊)と満足度についての調査では、満足度は1ヶ月前(42.1%)、3ヶ月前(47.1%)、それ以前(51.5%)となり、早期に予約準備を進めている人ほど満足度が高くなる結果となった。
渡航手段の準備、飲食、観光スポットについて、「もっと早く準備すればもっと楽しめたと思う」と回答した人の割合は、準備期間が短いほど高くなり、特に飲食では、1ヶ月前に検討開始した人のなかでは22.9%が「もっと早く準備していれば」と回答しており、6ヶ月以上前から準備した人に比べて10%程度後悔が強い結果となった。
「もっと早く準備をしていれば、海外旅行はもっと楽しめたか」の問いについては、海外旅行経験が少ない人ほどその割合は高くなった。たとえば、飲食については、11回以上海外旅行を経験している人は44.6%に対して、1〜3回の人は67.2%。観光スポットについては、11回以上海外旅行を経験している人は45.4%に対して、1〜3回の人は72.2%という結果になった。