スカイマークの民事再生手続きが終結、新中期計画で早期再上場目指す

スカイマークは、2016年3月28日付けで東京地方裁判所から民事再生手続の終結決定を受けた。これに合わせて、2016年度から2018年度にかけての中期経営計画を発表。経営目標として、最終年度には売上高800億円超、営業利益70億円超を掲げた。2015年度については売上高700億円超を予測。営業損益も前年度の170億円の損失から15億円の利益を確保する見込み。

スカイマークは2015年1月28日に東京地方裁判所に民事再生手続の開始を申し立て、2月4日付けで再生手続に入った。9月29日には再生計画に基づき100%減資の手続とスポンサーによる合計180億円の募集株式の払込手続きを実施することで弁済を行ってきた結果、すべての再生債権の弁済が完了する見通しとなった。

中期経営計画では、お客様満足度と運航品質の向上、収益性・生産性の向上による利益体質の構築、安全・整備体制の強化、人事・組織・風土改革、事業拡大・再成長に向けた基盤の構築を経営テーマに掲げる。事業拡大に向けては、新機種を含む中長期の機材を検討するとともに路線の拡充も実施していく。スカイマークは、こうした取り組みを通じて、早期の再上場を実現したい考えだ。