成田国際空港が発表した2015年度運用実績(2015年4月~2016年3月)で、国際線外国人旅客や国内線旅客の大幅増を受け、総旅客数は7%増の3794万1435名となり、2年ぶりで過去最高を記録した。
このうち、国際線外国人旅客数は21%増の1290万667名と2年連続でこれまでの最高値を更新。東南アジアへのビザ免除措置や円安基調の継続で、特にアジア方面からの訪日客増となった。国内線旅客数は、ピーチ・アビエーションの新規路線開設やジェットスター、バニラエアといったLCC各社の増便効果で、15%増の688万5598名となり7年連続で最高記録を示す結果となった。
なお、発着回数も前年度比3%増の23万5190回となり、4年連続で過去最高を記録。国際線の発着数は、台湾・香港などアジア路線の拡大や新規就航などの好影響で同3%増の18万3635回となり、2007年度以来8年ぶりに最高。国内線も2%増の5万1555回となり14年連続の最高記録更新となっている。