ウーバー活用のマイカー配車事業が国内初スタート、初乗り1.5キロ480円 ―京都府京丹後市で

UberアプリをベースとしたICTシステム活用の「ささえ合い交通」が開始される。NPO法人の「気張る!ふるさと丹後町」が公共交通空白地有償運送 (通称:ささえ合い交通)を始めるもの。公共交通空白地有償運送とは、過疎地域などでタクシー事業登録がない人が人をマイカーで運送するも行為で、自治会やNPOなど地元密着の団体が許可を得たうえで行うことができる。今回の事例は、ウーバーアプリ活用でマイカー配車を行う日本初の事例だ。法廷要件を備えた運転者と登録済みの自家用自動車が運用できる。

NPO法人 気張る!ふるさと丹後町によると、京丹後市丹後町域では平成20年にタクシー事業者が撤退。地域交通の課題解決のために京丹後市の委託を受けて、平成26年から市営デマンドバスを運行してきた。運用上、事前予約が必須となり、乗車できる曜日や地域が限られている点が課題となり、ドアツードアの交通需要が高まる住民から更なる充実を望む声が上がっていたという。また、近年では海外からの旅行者誘致でも言語や支払いの対応に課題が上がっていた。

こうしたことから、45言語対応、クレジットカード決済機能を持つ Uberアプリを活用。ささえ合い交通を導入することで利便性の向上を図る。

概要は以下のとおり。

  •  運行日:2016年5月26日よりスタート。運行は年中無休(毎日)
  • 運行時間:8:00 – 20:00
  • 運賃:最初の1.5kmまで480円、以遠は120円 / km加算
  • 対象者:地域住民、観光客など
  • 乗車できる地域:京丹後市丹後町
  •  降車できる地域:京丹後市全域

Uber Japanのトップに日本での戦略を聞いたインタビューは以下。

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