フィンランド政府観光局によると、サウナ発祥地のフィンランドではこのほど、世界初となる3つのサウナが誕生した。フィンランドには国民3人に1つの割合でサウナが存在。戸建て住宅のみならず、複合住宅やホテル、企業、公共機関など、国内200万戸以上に設置されているという。そんなサウナ愛の強い国民の要望で、さまざまな“世界初”サウナがオープンしているが、今回の3施設は特にユニークで、世界でも話題となっているという。 写真:(C)RESTEL
- 室内でハンバーガーの注文ができるサウナが2016年6月に誕生。ヘルシンキ市内の大手バーガーチェーン「バーガーキング」の店舗に設置されたもので、市民の要望で実現した。15名が利用できる大きさで、注文するとサウナまで店員がハンバーガーを運んでくれる。ビジネスミーティングやスポーツ観戦などでの使用もできる。特製のバーガーキングのロゴ入りタオルやバスローブの販売も。入場料は250~300ユーロ(3時間)。食事代は別
- サウナに入りながら空中散歩。ヘルシンキ市内に2年前にオープンした大観覧車「スカイウィール」に、サウナ専用ゴンドラ「スカイサウナ」が登場する。これも市民の強い要望で実現するもの。最高到達地点130フィートから、市内の夜景やバルト海の景色を楽しめる。スカイサウナは近日オープン予定で、既に予約が殺到しているという。利用は18歳以上で、料金は240ユーロ~(1時間、1~4人収容)。外の空気を取り込む小窓付きで、熱さに慣れていない旅行者にも安心。
3.世界最大サウナ
- サウナ発祥地の誇りを示す世界最大のサウナ。これまでの世界最大サウナがドイツにあると知ったアールト大学生が一念発起し、自力で設計から建築まで行った力作だ。広さは、ドイツのサウナの約2倍となる310平方メートル。ただし、5月1日の「Vappu(ヴァップ)」記念日(労働の日、学生のお祭りの日)に向け短期プロジェクトとして制作されたため、期間終了後に解体。