ホットリンクグループのトレンドExpress社はこのほど、2016年の国慶節休暇(10月1日~7日)に日本を訪問予定の中国人に対する調査をおこなった。中国SNSのクチコミをもとに、訪日旅行を予定しているユーザー300名を対象に調査したもの。
それによると、日本でやりたいことは「買い物」が不動の1位。2位「日本料理を食べたい」のほか、「着物を着たい」「お寺に行きたい」「温泉に入りたい」などが続いた。また、「日本の伝統家屋に泊まりたい」「ろくろを回して壺を作りたい」「染め物をしたい」など、日本の伝統文化への高い関心をうかがわせる結果となった。
国慶節に日本に来る中国人の所在地をみると、最多は広東省(11%)で、北京市(10%)、上海市(8%)と続く。2015年の国慶節は上海市(27%)が圧倒的なシェアを占めていたが、その傾向が変化してきていることが判明した。
なお、「国慶節に買いたいものランキング」の人気1位は「コスメ・美容」。2位「医薬品」、3位「健康食品/サプリメント」、4位「ベビー用品」、5位「衛生・健康関連製品」。2015年の国慶節を含め、これまでは上位となっていた「生活用品」が今回は11位。同調査では、中国での「2人めの子供ブーム」を受け、ベビー用品の人気上昇が影響しているとの分析を示した。
今回の調査は、中国のSNS「新浪微博」上でクチコミ調査をもとにしたもの。クチコミ投稿期間は 2016 年 6 月~8 月。