国土交通省はこのほど、2016年4~6月の特定本邦航空事業者・航空輸送サービスに係る情報公開を行った。それによると、本邦11社の平均欠航率は1.44%で、前年同期実績の0.82%より0.62ポイント悪化した。
最も欠航率が高かった航空会社は、ソラシドエア(SNJ)の3.16%。そのうち機材繰りによる理由が0.52%だったほか、機材繰り・機材故障・天候以外の理由が2.53%と大部分を占めた。次いで欠航率が高かったのは、春秋航空日本(SJO)の2.95%。そのうち1.48%が機材繰りによるもの、1.15%が天候の影響によるものだった。
このほか欠航率が高い順に、日本航空(JAL:1.79%)、全日空(ANA:1.40%)、ジェットスター・ジャパン(JJP:1.22%)となっている。
2016年4月~6月の各航空会社の欠航率は以下のとおり。
国土交通省が発表している「特定本邦航空事業者航空輸送サービスに係る情報公開」は、「航空の利用者が自己責任により自由かつ的確に航空輸送サービスの選択を行うことが可能に」することを目的に4半期ごとに発表しているもの。また比較については「対象となっている路線が各航空会社によって異なっており、路線毎・季節毎に欠航・遅延の特性が異なることから、単純な比較には適さない。」としている。
情報公開対象となっている特定本邦事業者は以下のとおり。
- 日本航空(JAL、ジェイエア):JAL
- 全日空(ANA、ANAウィングス):ANA
- 日本トランスオーシャン航空:JTA
- スカイマーク:SKY
- AIRDO:ADO
- ソラシドエア:SNJ
- スターフライヤー:SFJ
- ピーチ・アビエーション:APJ
- ジェットスター・ジャパン:JJP
- バニラ・エア:VNL
- 春秋航空日本:SJO