三菱地所は2016年11月1日から、訪日外国人への接客に特化した翻訳アプリ「接客音声翻訳」を提供する。日本語から英語と中国語、韓国語への音声翻訳に加え、19言語へのテキスト翻訳もおこなえるもの。
アプリでは、商品説明に必要なワードをカバーしたほか、「おもてなしフレーズ」として、顧客の来店時や見送り時の挨拶、会計時の会話に対応。そのほか災害発生時などにも役立つ基本的な会話に利用できるようにした。
さらに、過去の履歴情報を登録したり、よく使うフレーズを編集することも可能に。外国人就労者の利用も想定したという。
ロイヤルパークホテルズアンドリゾーツを含め、同社グループ企業が運営する東京丸の内・横浜の商業施設約45棟で導入してサービス強化につなげるほか、一般にも無料で提供する。
アプリは、情報通信研究機構(NICT)が開発した翻訳アプリ「ボイストラ(VoiceTra)」を使用。約1000店での試験運用を経て約3000のワードやフレーズを追加した。対応OSはiOSのみとなっている。
アプリの画面イメージは以下のとおり。