日本政府観光局(JNTO)発表による訪日外国人数の推計値を東南アジア主要4か国/地域(タイ・シンガポール・マレーシア・インドネシア)でみると、2016年9月はタイが前年比30.0%増の4万4700人、シンガポールが同17.0%増の2万1900人、マレーシアが同21.6%増の2万5900人、インドネシアが同38.5%増の1万7800人。4か国とも2ケタ増となり9月として過去最高を記録した。
タイ・シンガポール・マレーシア・インドネシアの直近12カ月の推移は以下のとおり。
JNTOでは、タイではスクート航空やタイ・エアアジアXといったLCCが好調だったほか、消費者向けの情報発信や広告などが功を奏したとしている。また、シンガポールではイスラム教の祝日に伴う3連休のほか、日星外交関係樹立50周年事業を通じた多彩な取り組みが訪日需要に寄与。マレーシアでもイスラム教の祝日や建国記念日が重なったことが好影響をもたらしたほか、インドネシアも祝日に伴う3連休が旅行需要につながったことで4割増に近い大幅な伸びを示したとしている。
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