石井啓一・国土交通大臣と李金早・中国国家旅游局長が2016年11月24日、会談の場を持ち、今後の日中間の観光交流の方向性に関する意見交換を行ない、覚書を締結する。訪日中国人旅行者の急増など近年の観光交流の動向とともに、2017年の日中国交正常化45周年と、2018年の日中平和友好条約締結40周年を見据えたもの。
覚書の項目は、(1)日中間の双方向交流の拡大、(2)東アジア域外からの観光客の誘致、(3)観光サービスの質の向上、(4)観光市場の監督と協力の強化、(5)協議メカニズムの整備、の5項目で、ツーウェイツーリズムから共同プロモーション、観光の質的向上など多岐にわたる。
日本側は石井大臣のほか、田村明比古・観光庁長官、松山良一・日本政府観光局理事長など。中国側は李国家旅游局長のほか、程永華・駐日中国大使などが出席する。