米ラスベガスやマカオなどを拠点に高級カジノリゾートホテルを運営するウィン・リゾーツ社が、IR推進法案成立を受け、日本への参入意欲を示している。
ウィン・リゾーツが所有・経営する統合型リゾート施設のひとつ「ウィン&アンコール・ラスベガス」は、高級ホテルタワー2棟に合計4748の客室を持つほか、スイートとヴィラ、約1.8万平方メートル(19.4万平方フィート)のカジノスペース、会議場、ゴルフコース、レストランやバー、スパ、ショッピングモール、ショールームなどを備える。同社は2017年、ラスベガスに高級ショッピングプラザも開業予定。米マサチューセッツ州にも新リゾート施設を建設中のほか、マカオでも高級IR施設「ウィン&アンコール・マカオ」「ウィン・パレス・コタイ」を所有・経営している。
同社の会長兼CEOのスティーブ・ウィン氏は「法案の成立によって、日本は外国人観光客の増加、雇用創出、経済活性化へ貢献する機会を得た。これから、日本独自のかけがえのない統合型リゾートが誕生することを期待する」とコメント。
日本特有の文化である"おもてなし"や細かな気遣いを取り入れたIRの建設について検討を進める考えとともに、将来のIR事業者選定に向けて業界最高品質で応じる意欲を示している。