「日本秘湯を守る会」の温泉宿がネット販売を強化、JTB「るるぶトラベル」とシステム連携へ

ジェイティービー(JTB)と日本秘湯を守る会は、旅行予約サイト「るるぶトラベル」と「日本秘湯を守る会公式ウェブサイト」のシステム連携で、協定書を締結した。

日本秘湯を守る会は191軒の温泉宿からなる組織。日本の温泉の良さと自然環境を守ることを共通理念とし、集客の柱は古くからのリピーターが中心だった。そこで新たな顧客の取り込みを目的に、インターネットの宿泊販売の強化を志向。一方、JTBではるるぶトラベルで同会員宿を紹介することで、顧客満足を高められると判断した。

システム連携では、両サイトで販売する宿泊プランの料金、在庫などを共通化し、客室を有効活用する効率的な販売を推進。また、日本秘湯を守る会で人気の「スタンプ特典」については、現在は日本秘湯を守る会公式ウェブサイト、または会員宿での電話、朝日旅行での店頭・電話での予約受付となっているが、今後はるるぶトラベルサイトからでの予約でも対応する。これによりJTBでは、温泉ファンのるるぶトラベルの利用につながると期待している。

スタンプ特典とは会員宿の宿泊ごとに押印するスタンプが10個貯まると、宿泊した会員宿のなかから希望する宿に無料でもう1泊できる特典。2016年度は年間約1万2000人が利用した。

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