東京都が日本各地と連携した観光振興プランを発表、玄関口から地方に送客、MICEでも「周遊型」で誘致へ

東京都はこのほど発表した観光産業振興計画「PRIME 観光都市・東京 ~東京都観光産業振興実行プラン2017~」のなかで、日本各地との連携強化を基本戦略のひとつに位置付けた。東京を玄関口(ゲートウェイ)として、そこから日本各地に送客する取り組みを推進するもの。

2017年度の施策としては、すでに展開中の「ALL JAPAN & TOKYO プロジェクト」「地方連携参画型広域プロモーション」の取り組みをさらに拡大する方針。外国人旅行者誘致に向け、熊本地震の被災地を含めた九州エリアとの連携強化に加え、新たに沖縄県とも協力して都の参加事例を蓄積する。

さらに、新たに世界遺産として登録された国立西洋美術館を中心とする観光ルートを創出。東京都で開催される物産展やアンテナショップのイベント情報は、1つのサイトにまとめて外国語で情報発信を実施していく。友好都市や姉妹都市といったつながりを活用した観光振興の取り組みに対する支援も継続する。

また、MICE開催都市と連携した取り組みも強化。MICE都市として魅力のある名古屋や沖縄県と連携したプロモーションを展開。東京と各都市を巡る「周遊型報奨旅行」誘致も進める計画だ。

「ALL JAPAN & TOKYO プロジェクト」「地方連携参画型広域プロモーション」の取り組みイメージは以下のとおり。

東京都:発表資料より東京都:発表資料より

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