デルタ航空(DL)はこのほど、自社アプリ「フライ・デルタ」の最新バージョンをリリースした。米主要13空港と東京(成田)、ロンドン(ヒースロー)の各空港について、案内地図や施設・ルート検索サービスの提供するもの。オフラインでも利用できるのが特徴だ。
iPhone上で搭乗券にアクセスし、出発地や到着地の都市コード、あるいは空港のゲート番号をタッチすると、当該空港の案内図が表示される。「コーヒーショップ」「バゲージクレーム」など、探したい場所の検索も可能で、ユーザーがすでに空港内にいる場合は、アプリが現在地を自動的に読み取り、探している施設への最短ルートを表示。空港案内地図には、アプリ上の「マイ・トリップ」「運航状況」「その他」のセクションからもアクセス可能だ。
もう一つの目玉機能は「オフライン・モード」。Wi-Fiやインターネットへの接続が難しい通信環境にいるときも、スマホから搭乗券や利用便の詳細情報などにアクセスできるようになった。
今回のアプリでは、空港案内機能の開発で旅行関連テクノロジーに特化したスタートアップ企業、ローカス・ラボズ(LocusLabs)が技術協力を実施。iPhone対応の3Dタッチ機能も搭載。ホームスクリーン上にアプリのアイコンが表示されるので、これをタップするだけで、すぐにDLの予約・チェックイン・運航状況ページにアクセスできるようにした。
アプリの米国内の対象空港はアトランタ、ボストン、シンシナティ、ワシントンDC、ダラス、ニューヨーク(JFKおよびLGA)、ロサンゼルス、オーランド、ミネアポリス、シアトル、サンフランシスコ、ソルトレイクシティ。今春には、アムステルダム、パリ(シャルルドゴール)、サンパウロ、メキシコシティ、上海(浦東)の計5空港の案内情報も追加予定。アンドロイド版も同じく春から提供開始する。