シンガポール航空(SQ)とグループ航空会社シルクエア(MI)は今春から、燃油サーチャージと航空保険料を基本運賃に統合する方針を明らかにした。2017年3月28日から段階的に導入をスタート。今年5月までの完全実施を目指す。ただし、他社が運航するコードシェア便では、サーチャージの扱いが異なる場合もあるとしている。
両社では、すでに2008年から、航空運賃の広告で引用する金額は、サーチャージや税金などを含んだ合計額を表示してきたという。今後、チケット購入を検討している一般消費者向けに提示する運賃金額は、最初から、燃油サーチャージと航空保険料を含んだ金額に統一する。
今回の見直しは、消費者にとって、より分かりやすい運賃体系を実現することが狙い。基本運賃の金額は、従来通り、市場の需給バランスなどを考慮しながら決めていくとしている。
これに伴い、両社のフリークエントフライヤープログラム「クリス・フライヤー」の累積マイルを燃料サーチャージや保険料と交換するサービスは、3月23日付で終了する。
またクリス・フライヤーでは、同じく3月23日付で、マイルを特典に交換する際、オンライン予約するとコールセンター経由よりも15%割引する制度を終了する。
そのほか、クリス・フライヤーに関する変更の詳細は以下へ。
Important Changes to Flight Redemption(英語)