西武鉄道はこのほど、2018年度末から運行開始を予定する新型特急車両の基本デザインを発表した。「いままでに見たことのない新しい車両」をテーマに開発したもの。
先頭車の前面には国内初となる大きな三次元の曲面ガラスを設置し、柔らかな印象を演出。外観は、風景に溶け込むデザインをアルミ素材の車体に塗装する。客室窓はリビングのような落ち着く空間を目指して、大きな窓を等間隔で連続配置するものとした。
インテリアでは温かみのある黄色を基調としたデザインを使用し、座席シートと床面カーペット、カーテンのテキスタイルで統一感を出す。照明は曲面天井からの間接照明として柔らかな光で満たされるデザインを工夫した。
今回の車両デザインは、建築家・妹島和世氏による基本デザインの監修のもと、テキスタイルはデザイナーの安東陽子氏、照明は最新テクノロジーを用いた光の設計をおこなう照明家の豊久将三氏が参画。西武鉄道社内で選抜されたプロジェクトチームメンバーを中心として取り組んだ。
新車両のイメージは以下のとおり。