ポスター写真を動いて見せる新技術、青森県・函館観光キャンペーンが広告演出で採用【動画】

大日本印刷とNTTコミュニケーションズは共同で、写真や絵に動きを与える新技術・光投影技術「変幻灯」を開発した。ポスターやボードなどに印刷された絵柄をカメラで撮影し、その絵柄に合った動きのモノクロ映像データを、該当の絵柄の上にプロジェクターで投影すると、目の錯覚で印刷された絵柄が動画のように動いて見えるという仕組み。

これにより、静止画だと認識していたポスターに動きが加わることで高いアイキャッチ効果が生まれ、プロモーションやエンターテイメントで活用が期待できる。センサーを取り付ければ、ポスターやPOPの前に人が立ったり、商品を手に取った動きなどにあわせ、静止画が動く視覚効果を付与することもできるという。

この新技術を、JR東日本盛岡支社が採用。2017年7月1日~9月30日まで開催する「青森県・函館観光キャンペーン」の告知と駅でのおもてなし装飾として、新青森駅と八戸駅に同技術を活用したPOPを設置した。

ねぶた祭りや奥入瀬渓流など四季の景色を描いたPOPに同技術を用いて、ねぶたが動いて見えたり渓流が流れているように見える演出を施した。これにより、来場者に驚きとともに地域の魅力を伝えていく。

なお、大日本印刷では今後、同技術を活用した製品の販売を強化。アイキャッチ効果の高いプロモーションを求める企業や商業施設を中心に、2020年度までに1万台以上の販売を目指す。

https://www.youtube.com/watch?v=U0lG8F1OGmU


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