NTT東日本は、コミュニケーションロボットの活用促進に向けた取り組みを強化する。※写真は下記動画から
NTT東日本では現在、ロボット端末向けのクラウド型プラットフォームサービス「ロボコネクト」を設け、ヴィストン社のコミュニケーションロボット「Sota(ソータ)」と連携させたサービスを、介護業界を中心に提供してきた。しかし、サービス開始後は小売りや金融、観光、教育など、様々な業界からの活用の声が上がっていた。
そこで今回、業界ごとの付加アプリケーションとロボコネクトを組み合わせて提供できる環境を実現。様々な業界におけるコミュニケーションの活用を支援する。
具体的に提供するのは2つ。1つは、ロボコネクトに対応するSotaと連携するためのAPI。導入企業が独自開発した付加アプリサービスを組み合わせることで、ロボットの用途を広げることができる。例えば小売業界での商品ピーアールや売場案内、観光業界では地域の観光案内などが期待できるという。
もう一つがOEM提供。自社ブランドでのサービス提供を希望する企業向けで、上記APIによる付加アプリに限らず、自社のサービスと本サービスを組み合わせた新サービスの提供も可能とする。導入企業とともにロボットを活用した新サービス創造を図るとする。
これに伴い、NTT東日本ではロボットとの対話に必要な音声認識・音声合成サーバへのアクセス回数について、上限回数を追加できるオプションサービス「対話回数追加オプション」も開始。具体的には現在、アクセス回数の上限設定は1日1000回、月1万回だが、オプションではさらに1日1000回、月1万回ごとの追加を可能とする。