LINEはこのほど、モバイク・ジャパンと日本国内でのシェア自転車事業に関する資本業務提携を締結した。2018年上半期をめどに「LINE」アプリからMobikeを利用可能にする計画。また、LINEからモバイク・ジャパンへの出資をおこない、取締役の派遣も行う予定だ。
モバイク・ジャパンは、2016年に中国・上海で創設された企業「Mobike」の日本法人。GPSやスマートロック技術を搭載したスマートバイクシェアサービス「Mobike」を展開しており、日本では8月から札幌市でサービスを開始していた。
Mobikeサービスでは、アプリをダウンロードして登録後、地図上で近くにある自転車を検索。該当する自転車のQRコードをスキャンすることで利用可能となり、返却時には最寄りの駐輪スペースに停めて手動で施錠する。このシンプルな仕組みが好評を得て、事業後約16ヵ月で世界160都市に拡大。現在の登録ユーザー数は世界で2億人以上、1日あたりの最大利用回数は3000万回以上にのぼるという。
今回の提携により、今後モバイク社はサービス運営や自転車のメンテナンス、アプリや業務システム開発を担当。LINEは同社がもつユーザーベースの活用や、観光庁・自治体・企業などとのネットワークを活かしたインフラ整備を推進し、Mobikeサービスの展開を加速していく。
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