東京都観光部はこのほど、都内地域の観光案内をおこなう「東京観光案内窓口」を新たに17ヶ所指定した。これにより、窓口総数は168ヶ所となる。併せて、窓口を整備・運営する事業者の追加募集を開始した。
この窓口は、訪日外国人の受け入れ環境充実をはじめ、都内での観光案内機能拡充を目的として設置したもの。窓口の主要機能は外国人を含む旅行者に対する観光情報の提供が中心で、立地は、宿泊施設や観光施設、駅など、外国人旅行者が立ち寄る場所の近隣とされている。
発表された整備・運営事業者の追加募集要件概要は以下のとおり。
東京観光案内窓口を整備・運営する事業者の募集
(1)募集窓口数
100ヶ所(都内全域)
(2)募集事業者
都内の区市町村及び観光協会等観光関連団体。または一般社団法人、公益社団法人、一般財団法人、公益財団法人、特定非営利活動法人、商店街、商店街連合会、商工会、商工会議所、民間事業者で、原則として、申込みをする事業所が都内にある事業者。
また、窓口業務に関する運営・管理などを第三者に委託している場合は、東京観光案内窓口への応募は受託者ではなく委託者からおこなうことになる。
(3)事業スキーム
指定事業者と東京都、東京観光財団による事業スキームは以下のとおり。
(4)支援内容
指定事業者に対し、東京都または東京観光財団が支援する内容は以下のとおり。
- 東京都による支援内容(窓口の運営に必要な支援)
- 都が制作した屋内型観光デジタルサイネージの貸与
- 都が加入したモニター付コールセンターサービスの提供
- ハンディガイド・マップの提供
- 窓口等広報用ホームページによるPR(日・英・中・韓) など
- 東京観光財団による支援内容(窓口の整備に必要な経費の支援。別途申請が必要)
- 補助金
- 補助率:3分の2(区市町村は2分の1)
- 補助上限額:300万円(区市町村は225万円)
- 補助対象経費は、窓口を整備するために必要な経費とする
- 補助金
(5)今後のスケジュール
- 事業計画書等の受付:2017年12月21日(木)から2018年1月31日(水)まで
- 審査会:2018年2月中旬
- 事業者の決定:2018年2月下旬
- 提出書類ほか詳細情報:産業労働局ホームページ
なお、今回新たに指定された窓口(17ヶ所)は以下のとおり。これらは2018年2月下旬以降に順次サービスを開始する予定だ。
追加指定となった東京観光案内窓口一覧
※窓口名称/窓口所在地
- ホテルグランドパレス/東京都千代田区飯田橋一丁目1番1号
- TERMINAL GINZA/東京都中央区銀座六丁目10番1号
- 晴海客船ターミナル管理事務所/東京都中央区晴海五丁目7番1号
- 都営大江戸線 築地市場駅/東京都中央区築地五丁目1番2号
- お台場海浜公園 案内所(マリンハウス1階)/東京都港区台場一丁目
- 都営大江戸線 大門駅/東京都港区浜松町二丁目3番4号
- 都営浅草線 新橋駅/東京都港区新橋二丁目21番1号先
- 都営大江戸線 新宿西口駅/東京都新宿区西新宿一丁目3番17号
- 都営大江戸線 東新宿駅/東京都新宿区新宿七丁目27番3号
- 上野案内所/東京都台東区上野三丁目29番5号 松坂屋上野店B1階
- 松根屋/東京都台東区浅草橋二丁目1番10号
- 都営浅草線 浅草駅/東京都台東区駒形一丁目12番14号
- 都営大江戸線 上野御徒町駅/東京都台東区上野五丁目26番6号
- 東京臨海部広報展示室 TOKYOミナトリエ/東京都江東区青海二丁目4番24号 青海フロンティアビル 20F
- 野鳥公園ネイチャーセンター/東京都大田区東海三丁目1番地
- みなとむすぶ観光案内スペース/東京都豊島区南大塚三丁目12番11号 サンヨウビル201
- 桜ヶ丘公園サービスセンター/東京都多摩市連光寺五丁目15番地
すべての東京観光案内窓口一覧は以下より参照できる。
東京観光案内窓口一覧(2017年12月21日現在、PDFファイル)