外国人のおもてなしで必要なことは? トップは「英語力」、苦手意識は8割超えに

日本でTOEIC Programを実施・運営する国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)は、 全国の20~50代男女1000名を対象に「訪日外国人へのおもてなしと英語学習に関する実態調査」を実施した。

それによると、「外国人へのおもてなしとして用意した方がいいと思うものは何ですか。(複数回答可)」という問いに対する回答では、「英語・英会話の習得」が50.4%でトップ。 次いで46.9%で「道路標識などの英語表記」が続いた。

英語力について、「あなたは英語がどの程度得意ですか。 (単一選択)」という質問をしたところ、「得意」「どちらかというと得意」と思っている人の割合は、両方を合わせても18.1%にとどまった一方、「どちらかというと苦手」「苦手」を合わせた割合は81.9%となった。 また「そう思う理由(複数回答可)」として、 得意な人は「新聞、雑誌、ネットニュースを読んで理解できるから」「メールやSNSなどで日常的に使っているから」などと回答。苦手な人は「普段英語を使う機会がないので物怖じしてしまうから」「単語や文法に自信がない」「試験の点数が悪かったから」などと回答した。

英語力向上によってしたいことについては、「海外旅行をしたい」が41.9%でトップとなり、「ニュースや映画を字幕なしで見たい」(34.0%)、「街中で外国人とコミュニケーションをとりたい」(29.8%)が続いた。「海外旅行をしたい」「街中で外国人とコミュニケーションをとりたい」という回答者は、約6割(重複分を除く)にのぼり、英語力が向上すれば、 もっと英語でコミュニケーションをとりたいと考えている人が半数以上いることが分かる結果となった。

また、「〔英語力向上によりしてみたいこと〕を達成するために必要だと感じることは(複数回答可)」という問い対しては、「英語に触れる機会を増やす」(49.2%)、「英語を学ぶ時間」(38.3%)、「勉強や練習を続けるモチベーション」(32.7%)と続き、英語力向上のための機会や時間を作り出すことやモチベーションの維持が上位を占めた。

語学学習スキル強化で必要なことについては、1位「聞く」、 2位「話す」、 3位「読む」、 4位「書く」の順となり、対面コミュニケーション必要なスキルが上位を占めた。

この調査は、東京都および全国の政令指定都市のある道府県(北海道、 宮城県、 埼玉県、 千葉県、 神奈川県、 新潟県、 静岡県、 愛知県、 京都府、 大阪府、 兵庫県、 岡山県、 広島県、 福岡県、 熊本県)にて、20代から50代までの男女1000名を対象に実施したもの。調査期間は2017年9月29日から10月3日まで。

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