日本政府観光局(JNTO)によると、2018年2月の訪日外国人数(訪日外客数:推計値)は前年同月比23.3%増の250万9300人。前年同月(203万6000人)よりも47万人以上うわ回り、2月として過去最高を記録した。
2018年の訪日外国人数と前年推移は以下のとおり。
市場別の最高は中国で、2月は前年比4割増の71万6400人を記録した。次いで多い韓国は18.1%増の70万8300人、台湾は16.9%増の40万900人、香港は26.9%増の17万8500人。昨年は1月だった旧正月休暇が今年は2月に変動した影響で中華圏が大幅増を記録。特に中国は、クルーズ需要やビザ発給要件緩和に伴いFIT(個人旅行)が拡大し、これら東アジア4か国・市場で全体の8割を占めた。
そのほか、シンガポールとマレーシアも前年比3割増以上、ロシアは28.0%増、英国は25.5%増。調査対象の20市場すべてで2月として過去最高となっている。
JNTOによれば、2月は訪日クルーズや航空路線拡充などに加え、各市場で需要獲得に向けたプロモーションが引き続き功を奏し、訪日意欲を喚起したとしている。
各市場の詳細は以下のとおり。