民泊運営管理システムを提供するmatsuri technologies(マツリテクノロジーズ)は、2018年9月末まで、「ホテル向けおためしAirbnbパック」を提供する。全国の宿泊施設が最短3日間で民泊仲介Airbnb(エアビーアンドビー)に掲載でき、その後の運用もマツリテクノロジーズが代行するもの。
今回のサービスは、観光庁の通知を受け、6月7日に民泊仲介エアビーが発表した、掲載件数の大幅減少と違法民泊物件への予約キャンセルによって発生する「民泊難民」を救済するためのもの。前年度にエアビーを通して宿泊した訪日旅行者数から推定すると、約100万人の海外ゲストが宿泊施設を確保できない恐れがあるという。
「ホテル向けおためしAirbnbパック」では、マツリテクノロジーズが提供するエアビー運用代行サービス「m2m Hotels」を提供。宿泊施設は通常3万円の登録費用なしでエアビーに掲載可能。手数料は予約が確定した際のみに発生する成果報酬型(掲載料金の3%~15%)とする。日本語・英語・中国語での24時間365日体制の有人チャットにも対応する。
また、m2m Hotelsは宿泊予約サイト一元管理システム「TEMAIRAZUシリーズ」と連携しているため、宿泊施設側が同システムを導入している場合は新たなアカウントの作成なしでほかのOTAサイト同様にエアビーへの登録が可能。TEMAIRAZUと連動していない施設はiCalでの予約状況共有ができる。