マリオット・インターナショナルはこのほど、同社の大手ブランド「シェラトンホテル&リゾート」の改革計画を発表した。
計画のポイントとなるのは、シェラトンに新たに設ける「パブリックスペース」。ここではさまざまな需要に対応できるサービスとデザインを通じて地元の住民とゲストが集う場を提供。レガシーを強化しながら、テクノロジーを取り入れたデザインやコラボレーティブ・メニュー、シェラトンならではのホストサービスにより、「シェラトン・エクスペリエンス」を向上につなげる。推定約5億ドルをかけて全米各地の施設のリノベーションを進め、今後数年にわたって業績向上に努めていく。
2016年9月のスターウッドとマリオットの統合以降、シェラトンブランドはマリオット傘下に置かれ、その後6000室が脱退し、2018年末までにさらに2000室が脱退予定。一方で、新たに加盟した客室数は5000室。今回の取り組みは、シェラトンブランドの再建策の一環として、オーナーとともに進める方針。