京都市は、世界銀行と「文化遺産、都市再生、持続可能な観光」をテーマとした「都市パートナーシッププログラムに係る覚書」を締結した。京都市は今後、同市が持つノウハウや知識を世界銀行へ提供することで、途上国の発展に貢献するとともに、今年で40周年を迎える「世界文化自由都市宣言」に掲げる理想の実現に向けた取り組みを進めていく。
具体的な取り組みとしては、世界14カ国の代表が参加する「途上国の実務者のための研修会合」を今年6月12日〜14日に京都市で実施。また、世界銀行は、京都市が市民ぐるみで進めてきた文化遺産の保存・継承、景観の保全・再生、持続可能な観光に向けた取組について報告書を発刊する。