セブ・パシフィック航空は7月31日、フィリピン政府と連携で持続可能な観光プログラム『フアン・エフェクト(Juan Effect)』を立ち上げた。これは、観光客や業界関係者とともに観光による環境への影響を緩和させることを目的とするもの。旅客への啓発とともにフィリピンの各島々の業界関係者と協力し環境保全に向けた活動を行う。
同航空ではまず、シアルガオ島で環境天然資源省、地元の政府機関や観光協会とともに持続可能な観光行動計画を策定し、今年9月にその先駆けとなる取り組みを展開する予定だ。
このプログラムの立ち上げに合わせて、今年10月1日から、同航空すべての国内線・国際線において、リサイクルできないプラスチック製のスプーンやフォーク、マドラー、カップを再生可能な資源であるコーンスターチ由来のポリ乳酸(PLA)製に変更する。また、プラスチック製カップは生物分解が可能な紙を使用したものに、コーヒーや紅茶に使用するプラスチック製マドラーは、リサイクルが可能な木材製に変更する。