国土交通省は2017年年末年始の渋滞ランキングをとりまとめた。高速道路の渋滞1位は2016年と同じ東名高速道路の御殿場/大井松田間で、渋滞により余計にかかる損失時間は6時間だった。上位30位のうち、約7割に時速40㎞以下となる渋滞が発生。このうち半分が交通集中による渋滞で、約4割が交通事故だった。国交省はデータをもとに、渋滞回避、分散利用してほしいと呼びかけている。
区間別の渋滞ランキングには、大都市から地方部へ帰省に利用する主要路線が上位にランクイン。東名高速道路は御殿場/大井松田のほか、2位が秦野中井/厚木、5位が横浜町田/海老名JCTだった。関西では新名神亀山連結路の甲賀土山/亀山JCTが3位、東名阪自動車道の四日市/鈴鹿が4位となっている。
日別では帰省からUターンラッシュで交通が集中する1月2日が最も混み合う一方、12月31日は比較的空いている。直轄国道(1~20号)は12月28日の混雑が顕著。市街地や集客施設が立地する周辺区間が混雑している。