乗換案内サービスのジョルダンは、英国の公共交通チケットサービスを提供するMasabi社と日本における総代理店契約を締結した。
Masabi社は英国で初めてモバイルのチケッティングアプリを開発した、交通機関のモバイルチケッティングの先駆者。世界4大陸で40以上の顧客にサービス提供をしており、SaaSプラットフォームの「Justride(ジャストライド)」を通じて米国でも初の交通機関へのモバイルチケッティングサービスを提供している。
今回の締結によりジョルダンは、交通事業者がMasabiのシステムを用いることで、ユーザーがスマートフォン1つで経路検索からチケットの購入、乗車までをシームレスに行なえるモバイルチケットサービスを提供する。
ジョルダンでは同サービスを2019年から提供を開始し、2020年までに複数の交通機関での導入を図っていく。さらに、同サービスと交通事業者との連携を拡大し、チケットレスの移動の実現を目指す。具体的には、乗換案内サービスから周遊券を販売し、購入チケットは予約客のスマホ画面に、QRコードまたは視認可能な状態で表示することを計画している。
なお、ジョルダンでは2018年7月に交通サービスのプラットフォームを提供する子会社「J Maas」を設立。交通、観光、ICTの各事業者向けに同プラットフォームへの参画を促している。