【図解】豪・米・英からの訪日旅行者数、直近10年間の推移を比較、豪州は初の55万人超えに ―2018年版

日本政府観光局(JNTO)発表による2018年1年間の訪日外国人数(推計)を豪州、米国、英国でみると、いずれも年間合計人数の過去最高を更新した。

米国は前年比11.0%増の152万6500人、豪州が11.6%増の55万2400人、英国が7.6%増の33万4000人。

2009年から2018年まで、直近10年間の推移は以下のとおり。

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なお、今回の年計は2018年12月の推計値発表に伴うもの。2018年12月は、米国は9.2%増の12万6900人、豪州が11.0%増の6万3600人、英国が0.2%減の2万2900人。米国と豪州が12月として過去最高を記録した。

2018年1月~12月までの推移は以下のとおり。

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JNTOによると、2018年通年の状況として、米国はすべての月で同月過去最高を更新。訪日旅行に関するメディア露出が拡大しているほか、富裕層向け旅行を対象とする商談会も展開。クルーズ会社と連携した取り組みで訪日クルーズ需要の増加傾向がみられた。

豪州もすべての月で同月最高を記録し、年計で初めて55万人超えを達成。JALやカンタス航空による新規路線の就航で航空座席量が大幅に拡大。特別運賃キャンペーンをはじめた際な取り組みが功を奏した。

英国は、休暇日程の変動の影響によって前年比減となった月もあったものの、年計では増加。メディア展開や富裕層向け旅行会社との商談会のほか、ラグビーW杯2019の観戦やスキー体験といったスポーツファン向けプロモーションを強化したとしている。

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