アニメ作品の聖地巡礼No.1は北海道――。リクルートライフスタイルが「じゃらんnet」ユーザーを対象とした調査で、こんな結果が明らかになった。近年、映画やドラマ、アニメに登場したロケ地をめぐる旅が人気を集めており、なかには巡礼マップを制作し作品と連動して観光客誘致を図る自治体も。主人公気分でめぐることで、旅に魅力を見出す旅行者が少なくない。
今回の調査で「“聖地巡礼”旅で行ってみたい都道府県」を訪ねたところ、トップは北海道の28.6%。五稜郭タワー、八幡坂など函館の名所が数多く登場するメディアミックス作品『ラブライブ!サンシャイン!!』、苫小牧の街並みがリアルに描写された『僕だけがいない街』など、作品とリンクしながら絵になる風景が多いのがトップに選ばれた理由だ。
2位は『劇場版 のんのんびより ばけーしょん』で八重山諸島の大自然が映し出された沖縄県(12.6%)。3位は、日本らしい街並みや文化がアニメの舞台になることが多い京都府(8.6%)、4位は東京都(5.6%)、5位は鹿児島県(4.8%)と、いずれもメジャーな都道府県がランクインした。
アニメツーリズム協会が「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」を選定するなど、アニメや漫画を新たな移動と地域活性化を促進とする観光資源として期待する声は年々高まっている。
調査はリクルートライフスタイルが2019年4月20日~5月6日の期間中、インターネットで実施。47都道府県在住の10~60代の男女から3403名の有効回答を得た。