史上初だった今年の10連休、アメリカン航空によると、ゴールデンウィーク期間の同社便で日本人搭乗客による人気が最も高かったのはメキシコのカンクンだったという。同社によると、東京からカンクンへ旅行した旅行者数は前年比で80%以上増加。中南米路線のネットワークに大きな強みを持つアメリカン航空ならではの数値だ。そんな同社が、中南米路線でネットワークをさらに拡大し、利用者増に向けて、さまざまな施策を打ち出している。
日本から同日乗り継ぎ可能な新路線を続々と開設
中南米やカリブ海諸国に豊富なネットワークを持つアメリカン航空。中南米方面で展開する路線は、17カ国51都市に上る。その中でも特に日本人の利用者が多いのがメキシコ路線だ。メキシコへはアメリカのハブ空港から22都市へ就航するという最多のネットワークを誇る。
中南米路線を支えるのは主にビジネス客。法人営業部マネージャーの此木功氏は、「中南米への業務渡航は安定した需要がある。今後は、さらなるネットワーク拡大を進めており、業務渡航での利便性が高い航空会社を目指したい」と、路線の拡充と利用者増に意欲を見せる。
中南米ネットワークの拡大の例では、5〜6月にダラスからテグシガルパ(ホンジュラス)、サン・べドロ・スーラ(ホンジュラス)、サント・ドミンゴ(チリ)、マイアミからはサンティアゴ(キューバ)などの路線を開設。これらはいずれも日本から同日乗り継ぎが可能な路線だ。
冬期スケジュールでもネットワークをさらに拡大。ダラスから中南米への路線で日本から同日乗り継ぎができる路線の一例を挙げると、ウアトゥルコ(メキシコ)、アカプルコ(メキシコ)、サンホセ(コスタリカ)、リベリア(コスタリカ)、セント・トーマス(米領ヴァージン諸島)などがある。また、ロサンゼルス/ブエノスアイレス線のようにアメリカン航空のみが直行便を週3便運航する路線もあり、ビジネスだけでなくレジャー需要にも幅広く対応している。
高い利便性で利用者に選ばれる米国のハブ空港
アメリカン航空が運航する日本からの直行便は、羽田・成田からロサンゼルス、成田/シカゴ、成田/ダラスの4路線で週31便。中南米への乗り継ぎの利便性も高く、成田からワンストップで行ける中南米ネットワークは充実している。
同社は、こうしたネットワークに加えて、高付加価値のサービスやプロダクトを提供するため、240億米ドルもの巨費を投じ、新機材の導入や空港施設のリニューアルなどを進めている。ダラス フォートワース空港でも、今年5月にFlagship™(以下Flagship)ラウンジとFlagshipファーストダイニングを新たに、Admirals Clubもリニューアルしてオープンした。中南米への乗り継ぎ時間や帰国時の出発前の時間をさらに快適に過ごせるようになった。
すでに「中南米に行くならアメリカン航空、というイメージが浸透しており、さまざまな旅行会社のツアーでもアメリカン航空が利用されている」(代理店営業部マネージャー・徳田竜一氏)と、消費者や旅行会社から高い評価を得ているアメリカン航空。ビジネス需要が多い中南米路線ではあるが、ブエノスアイレス、リオデジャネイロ、サンパウロ、サンティアゴの各路線には、プレミアムエコノミーを搭載した機材を導入しており、レジャー客からも好評だという。
これらの利便性や上質なサービスの認知度向上を図るため、アメリカン航空はオンライン旅行メディアの『LINEトラベル』とタイアップした記事を掲載するなど、消費者へのアピールも行っている。
豊富な観光資源を持つダラスを含む魅力的な旅程
アメリカン航空の本拠地であるダラスは、米国有数の大都市で、超高層ビルが並ぶ近代都市というイメージがある。その一方で、古くから交易の拠点として機能してきたことから、文化や各種産業が発達。美術館や科学博物館、歴史博物館に加え、劇場が立ち並ぶエリアもあるほか、著名な建築家が手がけた近代建築など見どころは多い。
また、ダラスはジョン・F・ケネディ大統領が暗殺された場所として世界的にもよく知られており、犯人が狙撃したとされるビルディングの6〜7階は、「シックス・フロア・ミュージアム」として一般公開されている。ジョン・F・ケネディ記念広場と合わせて訪れることで、第35第大統領の生と死、そしてアメリカ合衆国の歴史の一部について理解を深めることができる。
さらにダラスはスポーツの街でもある。アメリカンフットボールのダラス・カウボーイズ、バスケットボールのダラス・マーベリックス、アイスホッケーのダラス・スターズ、メジャーリーグのテキサス・レンジャーズがダラスに本拠地を置き、4大プロスポーツ観戦を1年中楽しめる。
乗り継ぎで通過するだけでなく、旅程に豊かな観光資源を持つダラスを含めると、魅力的なツアーになるだろう。
長距離フライトでも安心・快適な上級クラス
中南米への旅行では、長時間のフライトは避けて通れない。しかし、大規模な投資により生まれ変わったアメリカン航空の上級クラスならば、長距離・長時間のフライトでも安心して快適に過ごすことができる。
Flagshipファーストは、全席が通路に面したフルフラットシートで、よりゆとりのあるプライベート空間を提供する。Casperの羽毛布団やベッドパッド、スリッパ、パジャマ、アメニティキットを利用でき、プレミアムオーディオブランド「Bang & Olufsen」のノイズキャンセリングヘッドフォンを用意する。
6月7日から10月26日の間、日本からは羽田/ロサンゼルス線にFlagshipファーストが導入されている777-300ERに機材をアップグレードしているほか、主力ビジネス路線の1つであるダラス/サンパウロ線にもFlagshipファーストが導入されている。Flagshipビジネスでも、Casperの羽毛布団や各種アメニティを提供。ヘッドフォンもFlagshipファーストと同様に「Bang & Olufsen」製を用意する。両クラスとも各席にAC電源コンセントとUSBポートを完備。機内Wi-Fiや300本以上の映画、ライブTVといった機内エンターテインメントをオンデマンドで楽しめる。
さらに両クラスの機内食は、日本航空との共同プロジェクトで実現した、東京・芝大門にある日本料理の名店「くろぎ」の黒木純シェフによるアメリカン航空オリジナルメニューを提供する。特に前菜のメニューでは、日本の南アルプスで取れる貴重な山塩を使った、冷凍ではないチルドの生キャビアを提供する。和食の数には限りがあるが、出発の24時間前までに事前予約することをおすすめする。
搭乗前のサービスでも、日本を出発する際には成田のAdmirals Clubラウンジでくつろぐことができる(羽田はJALのサクララウンジ)。ダラスをはじめとする米国内のハブ空港では、FlagshipラウンジとFlagshipファーストダイニングを利用でき、サンパウロでもリニューアルされたAdmirals Clubを利用できる。もちろん上級クラスの利用客は、優先チェックインや優先搭乗、優先手荷物タグといった優先サービスが受けられる。
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お問い合わせ:アメリカン航空予約センター 03-4333-7675
記事:トラベルボイス企画部、REGION