高知県で、嶺北地域のアウトドア、生活文化、食をテーマにした地域博覧会「土佐れいほく博」が開幕した。2019年12月25日までの期間中、ラフティングやキャンプ、地元住民と交流する中山間地域での生活体験など多彩なプログラムを用意。牛の乳しぼり、ジビエグルメ、土佐あかうしを使った料理を提供するなど、食でも地域の魅力をアピールする。
土佐れいほく博の場所は、高知県で嶺北地域と呼ばれる本山町、大豊町、土佐町、大川村の4町村。このうち、本山町ではアウトドアメーカーのモンベルが監修した「モンベル アウトドアヴィレッジ本山」が開業。宿泊や温浴、アウトドアショップ施設を備え、博覧会の情報発信拠点の役割も担う。土佐れいほく博が開幕した7月7日には同所でオープニングセレモニーが開催され、約7000人が来場。高知県知事の尾崎正直氏は「山岳観光など地の利を生かして、 交流人口を拡大してほしい」と期待を寄せた。