米旅行メディア「フォーカスワイヤー」によると、インドのオヨ・ホテルズ&ホームズ(OYO Hotels & Homes)は、新たな大型資金調達を行った。同社創設者でCEOのリテシュ・アガルワル氏から、自身が保有するRAホスピタリティ・ホールディングスを通じて第一次資本として7億米ドル(約752億円)を、さらにソフトバンクを含め既存の投資家から8億米ドル(約859億円)を調達し、ヨーロッパでのバケーションレンタル事業を拡大するとともに、アメリカでの事業基盤の強化を図る。
今回の15億米ドル(約1611億円)の資金調達により、アガルワル氏の持ち株比率は30%近くに拡大。同社の資産価値も100億米ドル(約1兆740億円)になるという。
アガルワル氏は今年7月にRAホスピタリティ・ホールディングスはオヨ・ホテルズ&ホームズと20億米ドル(約2148億円)におよぶ第二次管理投資ラウンドを行うと発表。9月にインドのCCI(Competition Commission of India)から承認を得ていた。
オヨは現在、日本を含む80カ国800都市でホテルブランドを展開。ホスピタリティ産業では最も成長の早い企業と言われている。同社によると、ホテルとバケーションレンタルの部屋数は世界で合計120万室。2019年8月の収益は前年の約4倍に拡大したという。